サロン開業について

ひと編 サロンコンセプト
開業の第一歩はコンセプトづくりから

いろいろな仕事を始めるにあたり、共通して不可欠な要素は「ひと」、「もの」、「かね」の3つ!というお話は聞かれたことがあるかもしれません。ここで言う「ひと」は人材を、「もの」は設備などを、そして「かね」は資金を表しています。

ひとりひとりの個性の混ざり合い=「人」。
サロン開業にあたり、オーナーや複数のスタッフが集まって運営をするのであれば、その人たち全員の役割や個性の織り交ざったものがここでいう「ひと」になります。
もし、あなたが一人でスタートする場合は、

「ひと」にあたる内容 =「あなた」自身

さらに言えば、

「あなたの思い、人柄、身についている技術や専門知識など」 = 「新しいサロン」

ということになります。
自分らしいサロンとは?強みをもった土台を固めましょう。
まずは、今のあなたの中にある資源(知識、技術、これまでの色々な経験、築いてきた人脈など)や、心の中の内なる思い(たとえばサロンを開業したい真の理由は何か?)などについてじっくりと見つめ直し、他のサロンとの違いや、自分らしいサロンとは何なのかを明確にし、土台となるコンセプトをしっかり固めるところから始めましょう。
そんなこと言われても、他の人と違う特別なものなんて持っていない・・・。と感じて不安になる方があるかもしれません。けれども、、、業界に慣れてくると自分では当たり前と思っているサービスやこだわりが、お客様からすれば、とても素敵なことである場合もきっとあると思います。小さなサロンならではの工夫やオーナーの人柄、お客様への心配りも個人サロンのおおきな武器になるのではないでしょうか。
 もし、他のお店との差別化のための技術が不足していると強く感じるようであれば、開業までに新たな習得をして、アピールポイントを強化しておくことも考えましょう。
浮かび上がるサービスや店舗をイメージしていきましょう。
サロンのコンセプトが決まれば、おのずからサロン名、立地、広さ、テーマカラー、インテリア、主にターゲットとなる顧客の年齢層、提供する価値(機能的なものや感性に働きかけるもの)、サービスの指針などが浮かび上がります。
さらにそこから、より詳細なこと、例えばメニューの内容や料金、商材選び、営業時間や定休日などなどいろいろなことが具体化できてゆきますね。
もの編はこちら
コンセプトに基づいて頭の中で描くサロンの構想を、現実の形在るものにしてゆくためには物質的なもの(設備や備品)が必要ですね。次の「Step 2 ~もの編~」でそれらについてご紹介していますので、ぜひ参考になさってください。

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